外国為替証拠金取引は、やれば必ず儲かる金融商品ではない。儲かるとだけ思い込んで始めるのは非常に危険である。外国為替証拠金取引に限らず、他の金融商品も含め、リスクを理解することは重要である。
ここでは、外国為替証拠金取引のリスクについて整理しておく。
以下は、外国為替証拠金取引における一般的に言われているリスクである。
為替変動リスク
為替は常に動いている。予想とは反対に為替が変動した場合には、その差額が損失となる。例えば、米ドルを1ドル110円で買った場合、米ドルが100円になってしまうと、1ドル当り10円損したことになる。1万ドルでは、10万円にもなる。
レバレッジによるリスク
外国為替証拠金取引では、自己資金の数倍、数十倍、大きいところでは100倍の為替を取引することができる。これは、少額で大きな利益を得ることができる反面、大きな損失を被るリスクでもある。
金利変動リスク
外国為替証拠金取引では、金利の高い通貨を買えば、その金利差分を受け取ることができるが、金利の低い通貨を買えば、逆にその金利差分を支払う必要がある。金利は日々変動するので、金利差が逆転する可能性がある。
カントリーリスク
その国の政治、経済、地震などにより、その国の通貨を取引できなくなる可能性がある。
信用リスク
取引業者が倒産した場合に、預託した保証金が返還されない場合がある。外国為替証拠金取引は、証券取引法上の投資者保護基金の対象外である。ただし、普通の取引業者は、信託銀行に、業者の自己資金とは分別して管理しており、返還されないケースというのは、ほとんどないと言っていいでしょう。
インターネット取引のリスク
取引システムが停止などすることにより、取引ができない場合がある。また、ID/パスワードが盗難、推測等されることにより、第三者に悪用され損失を被る可能性がある。
前者については、ときどき話にも聞くし、実際に私も経験したことがある。後者については、最近は、フィッシング詐欺の被害も多発しており、日頃からセキュリティに対する意識を高めておく必要がある。
少なくとも以上の点については、十分理解しておいて下さい。リスクを十分理解した上で始めることが重要である。
